医療従事者向け!足関節捻挫について!

こんにちは!

 

今回は足関節捻挫についてまとめてみました!

 

僕も昔、サッカーをやっていたので経験したことがありました。

 

ちなみに捻挫はサッカーで一番頻発します。

 

最近ではハイカットのサッカースパイクなんかも出てきてますね。

 

 

 

それでは、、、

 

足関節捻挫について

かなり発生頻度の高い疾患です。

 

特にスポーツで損傷することが多いです。

 

大体足関節の捻挫はこの2つに分かれます。

 

  • 内反捻挫
  • 外反捻挫

 

詳しくまとめていきます!

 

内反捻挫

足部の底屈・内返しの強制による外側の靭帯の損傷。

 

前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯の単発、もしくは複合損傷が多いです。

 

捻挫の中でも7割、8割が内反捻挫が占めてきます。

 

内反捻挫の重症度分類

色々分類がありますが、有名なもの2つだけ紹介します!

 

 

  • グレードⅠ;靭帯の伸長、わずかな腫れと圧痛があり、関節の構造的不安定性がない
  • グレードⅡ;中等度の疼痛と靭帯の部分損傷、損傷部位付近の圧痛と腫脹、可動域制限、軽度から中等度の関節不安定性
  • グレードⅢ;靭帯完全損傷、強い腫脹、出血、圧痛、機能低下、異常運動と関節不安定性がある状態

 

※距骨傾斜っていうのは距骨傾斜角(TTA)のことで、正常は5°以下です!

 

なぜ内反捻挫が多いか?

 

  • 外果より内果が短い
  • 内反可動域が大きい
  • 底屈位で緩みやすい
  • 外側の靭帯は構造上弱い

 

などなどの理由です、、、

 

急性足関節内反捻挫の損傷部位

内反捻挫をした際に損傷する可能性のある部位はかなり多いです。

 

外側靭帯だけではないんです。

 

他靭帯はもちろん、骨折や骨軟骨損傷、靭帯損傷などなど。

 

その中でも短腓骨筋の損傷

 

長腓骨筋や腓骨筋支帯の損傷、腓骨筋腱脱臼、

 

後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋の損傷、

 

そして重度の捻挫時には浅腓骨神経にも張力が加わり損傷を起こす可能性があります。

 

浅腓骨神経は長腓骨、短腓骨筋に神経枝を送りますね。

 

ちなみに靭帯では、踵立方靭帯、二分靭帯、距踵靭帯、足根中足靭帯、リスフラン靭帯複合体なども損傷可能性としてあります。

 

外側靭帯の特徴

前距腓靭帯(ATF)

  • 最も損傷しやすく、付着部損傷が多い
  • 1〜3線維で構成
  • 底屈で伸長される
  • 低閾値で反応が速いタイプⅡと、高閾値で反応が遅いタイプⅢの固有受容器が、靭帯付着部に多く存在

 

踵腓靭帯(CF)

  • 内反制動にかなり関係(ATFは内反はほぼ制動しない!)

 

後距腓靭帯(PTF)

  • 強度が高い
  • 後脛腓靭帯と連絡し、脛骨内果後方に後方関節唇を形成

 

歩行の特徴

全てではないのですが、一つの研究にこんなものがあります。

 

踵接地時に重心が外側に偏位し、足底接地の際に足部が回内、足底圧は内側に偏位し膝の最大屈曲のタイミングが遅延。

 

踵離地あら足尖離地にかけて急激に外側に足底圧が偏位し、回外へのもどりが遅れて起こる。

 

このとき重心は非捻挫群に比べ大きく外側に偏位する。

 

また全体として立脚期相が長い傾向があったとの報告も。

 

引用;足関節捻挫 予防プログラムの科学的基礎

 

 

繰り返す内反捻挫には注意!

きちんと治さないと繰り返す可能性が高いです。

 

慢性的な、いわゆる癖になってる捻挫には注意が必要です。

 

治療する際は、既往歴や経過の確認は大事ってこと!

 

後遺症としては、圧痛の残存や可動域制限、筋出力低下などがあります。

 

僕自身ですが、内側縦アーチの低下と足関節捻挫は関係が強い印象があります。

 

実際にも慢性的な足関節捻挫に移行するのもアーチが低いことと相関があります。

 

また、治癒過程でも遅延する可能性が高い印象があります。(個人見解)

 

臨床では、既往に足関節捻挫があり、変形性足関節症になってはじめて、理学療法を開始するなんてこともあります。

 

内反捻挫の際には、距腿関節の内側に強いストレスがかかります。

 

慢性の方では、距骨内側に変形を起こす症例もいます。

 

 

外反捻挫

外返しでの受傷が基本です。

 

内反捻挫より発症割合は少ないですが、

 

受傷すると、内反捻挫より比較的治癒するのにかかり、保存療法が主流です。

 

外反捻挫の損傷部位

三角靱帯の単独損傷、

 

脛腓靭帯結合の単独損傷、

 

上記二つの複合損傷があります。

 

三角靭帯の特徴

  • 脛骨内果から距骨、踵骨、舟状骨へ扇状の走行
  • 表層線維と深層線維が存在する
  • 損傷で回内不安定性↑

 

※三角靭帯の表層と深層では役割もやや変わります。

 

脛腓靭帯結合の特徴

  • 前、後脛腓靭帯が存在する
  • 脛腓間靭帯の損傷で、距骨外転不安定性↑、腓骨後方偏位↑
  • スペシャルテストには外旋ストレステスト、スクイーズテスト、背屈操作がある
  • 過剰な背屈、外転、回内で受傷

 

※外旋ストレステスト;下腿を固定し、、足関節底背屈中間位を保ち、外旋を加える。

※スクイーズテスト;遠位脛腓靭帯結合周囲に両手で圧迫し、疼痛の有無で確認。

 

足関節捻挫の後遺症

繰り返しの受傷は、靭帯損傷などによる関節不安定性を引き起こし、

 

構造的、機能的不安定性による慢性足関節不安定症(CAI)が起こる可能性があります。

 

そして、変形性足関節症をまねく可能性が。。。。

 

また、一番症状としてよくみられるのが、インピンジメントです!!

 

インピンジメント

骨性と軟部組織性のものがあります。

 

骨性だと、脛骨前縁と距骨頚部で骨棘が生じ、背屈時にインピンジを引き起こします。

 

軟部組織性では、肥厚、増殖した滑膜組織や肥厚、瘢痕化した靭帯組織が原因になるようです。

 

さいごに

トレーナー活動をしている、現場に出ている方は遭遇が多い疾患だと思います。

 

重要なのは、受傷部位の把握をすることだと思います。

 

病院で診断を受けている場合は把握可能ですが、

 

現場ではその場で状態を確認する事もあるかもしれません。

 

そのためには受傷機転、圧痛部位を確認し、

 

スペシャルテストなどもしっかり行なえるとよいかもしれないです。

 

臨床ではもちろん、なぜ足関節捻挫が起こったのかまで考えないといけないですよね。

 

それでは╰(*´︶`*)╯♡

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佐川 修平

佐川 修平

現役理学療法士! キヅキを与えられるセラピストになることを目標に日々奮闘中!

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