新人理学療法士、学生向け!整形疾患の術後理学療法で意外と忘れているポイント!

こんにちは!

 

今回は新人理学療法士、学生向けの記事の紹介です。

 

内容は、「術後急性期の理学療法で大事な事」という感じの内容になります。

 

最近、新人研修などをお昼休みなどに行なっていますが、改めてすごく大事だよなーと思った事がありました。

 

新人の方はけっこう見落としがちな事なので、解説していこうと思います!

 

 

働いている場所によっては、術後理学療法を行うセラピストの方がいると思います。

 

特に下肢疾患の術後の方たち、人工関節のTKAやTHA!

 

最初の数日って皆さんどんな風に介入していますか?

 

もちろん、移動手段の確保で動作訓練は当たり前だと思いますが、、、、

 

新人の頃だと、患部に目がいきがちで、膝の人工関節だったら、

 

パテラのモビライゼーション、膝蓋上嚢の癒着防止、膝蓋下脂肪体の柔軟性改善、膝の可動域訓練、

 

などが代表的ですね。

 

もちろんこれらは大事で、当たり前の事だとは思います。

 

ただ、術後の方達にこれらをガツガツやるほど、痛みを訴えない訳ではありませんよね。

 

それに、膝の人工関節だと、最近ではナビシステムなどの導入によって、かなり成績がいいとセラピスト側も感じています。

 

そうなんです。結構ほっといてもよくなっている可能性もあるということ。

 

 

僕が長年、術後の方達をみてきて思うのは、

 

「リラックスできない」

 

これをなるべく軽減させるのが、術後早期はまず大事なのではないかと思います。

 

もう一度いいますが、動作訓練や患部への介入も大事です。

 

それでは詳しく解説していきます!

 

何でリラックス出来ないと悪いのか?

術後早期にリラックス出来ていない人は、こんな事が症状として出てきます。

 

  • 全身に力が入って、力が抜けない(痛みや恐怖心によるものもあり)
  • 常に力が入るので、易疲労性
  • 呼吸が浅くなる(交感神経優位)
  • 睡眠不足
  • 疼痛増強など

 

「いや手術した後だから、痛いし、当たり前じゃん」

 

と思う方もいると思いますが、

 

リラックスして、副交感神経を優位にした方が、痛みは減るといわれています。

やや分野は違いますが、、、

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnas/10/2/10_30/_pdf/-char/ja

 

例えば術後の痛みが強い人だと、ポジショニングなどはすごく大事になります。

 

つまり、痛みが出ないポジションを見つけてあげるという事ですね。

 

これだけでも、痛みなくリラックスできるため、睡眠が取れるようになったりします。

 

ちなみに睡眠は自然治癒とも関係があります。

 

痛くて、交感神経が優位だったら眠れないですよね。

 

なので、

リラックス出来ている=自然治癒力を高める

 

とも捕らえられます。

 

術後の患部を頑張って、徒手的に介入している人もいるかと思いますが、まずはこういうことも大事なのかなと思います。

 

リラックスさせる方法

術後の方に有効なものとしては、

  • ポジショニング
  • 呼吸訓練
  • 脊柱ストレッチ

 

などが有効なのかなーと。

 

僕自身の考えが強いですが、、、

 

ポジショニングは先ほど説明した通りです。

 

痛くて眠れないなら、クッションやタオルはガンガン使ってもらいます。

 

睡眠不足が一番嫌なので笑

 

そして、普段から取り入れてるのは、呼吸訓練と脊柱ストレッチです。

 

呼吸訓練について

呼吸エクササイズは非常に効果的だと思います。

 

術後の痛みや睡眠不足などのため、全身に力が入り、呼吸も浅くなっている事があるため、

 

深呼吸をして呼吸を整える事が出来ます。

 

もちろん呼吸訓練の際は、ポジショニングも気にして行います。

 

胸式呼吸、腹式呼吸、胸腹式呼吸と分けて行なったり、

 

キューイング(タックタイル)など、もちろん使いながら。

 

また、可動域訓練をする際に内転筋やハムストリングスに力が入ってしまい、上手く可動域が出ない事ってありませんか?

 

それも呼吸訓練などで、抑制することも出来ます。

 

DFL(ディープ・フロント・ライン)がキーポイントになります。

 

詳しくはアナトミートレインを参考にしてもらえればいいのですが、

 

一部の繋がりで、

 

横隔膜〜腸腰筋、内転筋(筋連結で内側ハムストリングスなど)

 

これらのラインがあることにより、呼吸を通して緩める事ができるのではないかと考えています。

 

脊柱ストレッチ

脊柱ストレッチは呼吸訓練と組み合わせて行うと、抜群に効果が上がります。

 

特に胸椎のストレッチを取り入れる事が多いのですが、

 

これは、

 

joint by joint theoryから、胸椎はMobilityの関節といわれている事や、

 

胸郭を構成しているため、ストレッチする事で呼吸にも反映しやすいためです。

 

座位で出来る、胸椎の側屈と回旋のストレッチを動画で紹介しています。

 

 

術後早期は難しいかもしれませんが、タオルを使った簡単なストレッチの紹介です。

 

 

さいごに

新人や学生さんは、意外と見落としがちなので、是非参考にしていただけたらと思います。

 

まとめると、

 

  • 患部に目をとらわれすぎるのは良くない
  • 患部の治癒を促進させるためには痛みを起こさず、リラックスを出来る状態に指導や運動を考える必要がある
  • リラックスをさせるためには、ポジショニング、呼吸訓練、脊柱ストレッチを行うと効果的

 

上記でも書きましたが、胸椎のストレッチは呼吸と組み合わせるとすごく効果が出るので、

 

訓練前後の反応も出しやすく、効果も実感できます。

 

 

それでは(*´꒳`*)

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佐川 修平

佐川 修平

整形分野で働く現役理学療法士。 カラダに対するキヅキを与えられるセラピストになるのが目標。ブログの他にも、一般向けにセミナーやイベントなどを通じて情報発信中。

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