上半身質量中心からアライメントを考察する!重力と重心を理解しよう!

記事のポイント!

  • 上半身質量中心を理解することでアライメントを推察することができる
  • 座圧中心位置を理解することで体幹上下部の動きを把握できる

こんにちは!
佐川です!

今回は上半身質量中心とアライメントの関係性をまとめてみました!

日々の臨床で、姿勢や動作を観察する時、
「この筋にストレスかかってそうだなー」、「あの筋に圧痛ありそうだなー」って思いながら分析していく訳ですが、、、

それって要はアライメントをみてるから思いを馳せることができるんですよね。

当然ですが、身体のアライメントは重心の位置によって変化します。

重心の位置を捉えることで、、、
内的、外的アライメントの把握が可能になってきます!!

つまり、骨格のアライメントの他に、軟部組織のアライメント(短縮、または伸長具合)が大まかに把握できます。

せっかくなので重力、重心、そして上半身質量中心と、細かくみていきましょう!

重力と重心について

まず重心と重力は切っても切れない関係なので、根本から解説します!

重力とは?

重力とは、その物体の質量によって生じる時空の歪みが他の物体を引き寄せる作用のこと

重力によって物体が得る加速度を重力加速度という

万有引力とはすべての物体間に普遍的に作用する引力のこと!

上の文章で引力を重力と同義だと思いがちですが、実際は引力から遠心力を差し引くそうです。

ちなみに遠心力が大きい、赤道付近の方が南極、北極より重力が小さくなります。わずかですが。

重心とは?

簡単に言うと、「物体の中心で、その部分の真下で支えれば安定する場所」
これが重心です!

ちなみに重心は質量が大きい方へ移動します。

だから小さい子どもは重心位置が高くなるわけです。(身体の中で頭部の重さが占める割合が大きいから)

身体重心とは?

人間の身体重心は、下から約56%の位置にあるといわれています。

もしくは第2仙骨高位に位置します。

当たり前ですがこれは、頭部、体幹、上肢、下肢などの体節の重心合成です。
つまり体節の位置よって重心は変化します!!

重心部分で重力と床反力が打ち消し合えば、静止状態を維持することができます。

この関係が崩れると、回転力、つまりモーメントが加わることになります。

質量中心について

質量中心は重心と同じ言葉だと思ってもらって大丈夫です!

身体重心は客観的に観察するのが困難なため、臨床では上半身質量中心と下半身質量中心とに分別して評価をしたりします。

  • 上半身質量中心;第7〜9胸椎
  • 下半身質量中心;大腿部の中央と中上2/3点の間

この二つの重心の合力が身体重心になります。

上半身質量中心とアライメントの関係

ではここからが本題です!

静止座位姿勢では、上半身質量中心を座面に投影した点が、座圧中心位置となります。
下記の図は、座圧中心位置(上半身質量中心)に対するアライメントになります。
これ覚えておくとアライメントを推察する事が簡単になるので便利です!

ここでいう体幹の上部、下部とは、、、

  • 体幹上部;第1〜9胸椎高位、肩甲胸郭関節
  • 体幹下部;下位胸椎、仙腸関節

 

ちなみに座圧中心と肩甲骨のアライメントの関係も図があります。

図の解説です!

例えば、上半身質量中心が右偏位してる時は左肩甲骨外転、右肩甲骨内転というアライメントをとります。

上半身質量中心を把握するとどんなアライメントをとっているかがわかります。

だけどこれは絶対ではありません!
当てはまらなかった際には、なぜ当てはまらないのか?を考えていけばいいと思います。

あとは、これは座位の話なので、立位になるとアライメントが変化することもあります。

それは下肢の影響で変化していることになるため、アプローチの際のヒントになってきます。

まとめ

  • 上半身質量を知ることでアライメントを把握することが可能
  • シェーマ通りには当てはまらないこともある
  • 座位と立位で上半身質量中心が変化することもある、その時は下肢の影響をみる

 

このシェーマ頭に入れておくと、簡単にアライメント評価ができるかなーと思います。

あとは触診をして実際にシェーマと当てはまっているか、ダブルチェック、もしくはトリプルチェックをして確認作業することが大事ですね。

それではー( *`ω´)

参考文献

  1. 結果の出せる整形外科理学療法
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佐川 修平

佐川 修平

整形分野で働く現役理学療法士。 カラダに対するキヅキを与えられるセラピストになるのが目標。ブログの他にも、一般向けにセミナーやイベントなどを通じて情報発信中。

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