上半身から考える!膝OAのLateral thrust!

どうもです!!

 

よくお目に掛かる変形性膝関節症!

 

参考書やセミナーでもこの疾患はよく目にしますね。

 

治療経験がある人なら、自分なりの治療の考え方があると思います。

 

今回は、上半身から考えるLateral thrustのアプローチをまとめてみました。

 

 

下半身はまた今度で笑

 

 

なぜLateral thrustに着目したかと言うと、単純に変形性膝関節症の症状で多いから。

 

 

そして、そこに着目すると、運動時の疼痛軽減やADLが向上する場合が多いから(病態と疼痛は一致しないこともあります)。

 

 

また、膝関節の変形の進行度や疼痛とも関係があるので変形性膝関節症の治療をする際は重要視します。

 

 

 

何故スラストが起こるのか?

 

 

 

どの疾患でもそうなのですが、その症状には必ず原因があります。

 

それが、既往歴なのか、日頃の生活習慣、環境から来るものなのか。

 

 

それを見つけるのがかなり大変ですが。。。

 

 

今回、上半身に絞ったのは。。。。意外と多いんです。上半身に原因があるのが。

 

なので今回は上半身と歩行の関係、

 

スラストと上半身の関係をまとめていきます!!

 

ロコモーターとパッセンジャー

歩行観察や分析をしたりする際はかなり重要になってきます。

 

特に上半身に着目するならなおさらです!

ロコモーター(機関車;骨盤と下半身)

文字通りパッセンジャーを運びます。

 

パッセンジャー(乗客;上半身と骨盤)。。。HAT(Head,Arms,Trunk-頭、腕、体幹)

ロコモーターの負担にならないように自らの姿勢を保つ事が大事。

引用:観察による歩行分析

これは”観察による歩行分析”という有名な書籍からの引用です。

 

ここで肝なのが、骨盤はどっちにも含まれているっていうことですね〜

 

また、歩行で有名なPerryさんはこう言っています。

”ロコモーター”がどの筋をどの程度動かさないといけないかは、”パッセンジャー”の姿勢で決まるのである。

Perry 1992

引用:観察による歩行分析

つまりHATの位置関係で下半身の筋活動やアライメントが変化しますよということ!!

 

 

体重比率は下半身より上半身の方が大きいことで有名だし、そのため下半身の方が筋肉ボリュームが多いということになります。

 

 

ちなみに頭部の体重比は約10%(大体7〜10%)といわれています。頭部の位置関係でもかなり歩容が変化します。

 

 

そしてHATは常に単脚支持期へ動くので、脊柱の側屈制限なんかがあった日には正常歩行から逸脱していきます!

 

Lateral thrustについて

Lateral thrustとは?

立脚期において、歩行時の外部膝関節内反モーメントが増加することにより生じる膝内反方向へ不安定性が増大する跛行のこと。

 

 

こんなデータがあります!

”外部膝関節内反モーメントが1%増加すると膝OAの進行リスクは6.46倍高くなるといわれている”

この外部膝関節内反モーメントは立脚初期立脚中期後半に増加する、2つのタイプに分かれます。

 

 

臨床では特に立脚初期から中期のタイミングでスラストがみられることが多い印象です。

 

スラストと上半身の関係

それでは本題です。スラストと上半身にはどんな関係があるか?

 

外部膝関節内反モーメントの増加は、膝より上位の体節が膝関節より対側に偏位した際に引き起こされる。

 

ざっくり言えば、上半身が左に偏位すればするほど、右膝の内反(スラスト)が歩行時に強くなります

 

ただ、上半身でも各パーツに分けられるので、もっと細分化して評価しないといけないわけです。

 

例えば、骨盤が偏位してても影響出るし、胸郭の左右差でも出るし、もちろん脊柱の側弯でも影響出るし〜

頭部でももちろん!という感じです。

 

歩行と上半身との関係の評価

評価は実際に触診や、立位や座位で左右どちらに偏位しているかを自動的もしくは他動的に動かして確認していきます。

 

自動的な例でいうと、リーチ動作の左右差なんかもスラストの症状と当てはまることが多いですね。

 

あとは立位で足踏みをした時なんかも重心の移動量で判断したりもできます!

 

あとは上半身って生活習慣からもろに影響が出やすいのでよく問診するのも大事!

 

まとめ

上半身と膝について書きましたが、結局は前額面の重心移動量が変化しているので、

 

足関節捻挫だったりとかも関係します。

 

骨盤、脊柱、胸郭のアライメントの左右差、頭部の位置、左右筋力差などなど、数えると切りがないですが、これらは前額面の左右差を生じさせます。

 

まずは左右差をしっかり把握することが大事になります。

 

パッセンジャーとロコモーターの位置関係を明確にすることで、膝関節への影響を把握することができるかもです。

 

それでは〜

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佐川 修平

佐川 修平

現役理学療法士! キヅキを与えられるセラピストになることを目標に日々奮闘中!

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