理学療法士新人、学生向け!これだけは知っておいた方がいい!半月板の手術について!

こんにちは!

 

今回は膝関節の半月板の手術について説明していきます!

 

半月板について

半月板の解剖

画像引用;team LabBody-3D Motion Human Anatomy-

 

画像で見ても分かるように、外側半月はO型です。

 

学生の時は森鴎外(鴎外=O外=外側はO型)で覚えました笑

 

逆に内側半月はちょっとC型っぽいです。

 

半月板は前角と後角(端っこの部分)で脛骨の顆間区にしっかりついてます。

 

細かい話だと、前角、後角と他の部位は少し伝わる力(ストレス)の種類が変わってきます。

 

そして、内側は前角と後角の間が広くなってますが、その間には、ACLの脛骨付着部になっています。

 

ちなみにPCLの付着は顆間区の後方になるので、半月板の間には入ってこないです。

 

半月板の損傷や手術では、半月板を前節、中節、後節に分けて話します。

 

例えば、内側半月板の前節切除などなど

 

 

半月板への血液供給は外周縁で最も多く、内側縁ではほとんど血行が無いです。

 

血液は隣接の滑膜や関節包内の毛細血管から供給されています。

 

靭帯などの詳しい解剖はまた次の機会にでも!

 

半月板の機能

  • 関節適合性
  • 荷重の分散と伝達
  • 衝撃吸収
  • 関節安定化
  • 潤滑

などの役割を担う重要な組織です。

 

以前の半月板に対する手術は切除オンリーでした。全切除なんてのもあったようです。

 

最近では関節鏡視下手術の進歩で、

 

半月板縫合術や鏡視下ラスピングなどの半月板温存手術が行われるようになってきてます。

 

半月板手術について

刺入点について

刺入点はポータルとも呼ばれ、ここから器械を入れていく場所になります。

 

大体多いのは膝蓋骨下で膝蓋腱の左右にポータルを作成するのがほとんどだと思います。

 

あとは、損傷部位によってポータルを追加していきます。

 

このポータルを作成する時に、当たり前ですが、膝周囲の神経と栄養血管を理解しとくのは大事だと思っています。

 

画像引用;team LabBody-3D Motion Human Anatomy-

 

特に伏在神経は理解しておく必要があります。

 

神経の走行は人によって個別性が強いので、人によっては感覚神経麻痺の症状が出る場合もあります。

 

これらを大きく損傷させないように刺入点を形成し、関節鏡を関節内に挿入していきます。

 

 

適応について

上記のように、縦断裂は縫合が適応になります。

 

横断裂やフラップ状は線維に沿わないため、縫合が難しくなります。

 

その際は切除をする可能性が高くなります。

 

あとは無血行野の際は、治癒の可能性が低いため、この場合も切除を行います。

 

半月板縫合術

主に縫合方法は3つあります。

 

inside-out法

半月板縫合用の針と糸を関節内から関節外に通して、半月板断裂部を安定化させる。

 

膝関節の後外側、または、後内側に別皮切が必要になるが、最も安定性、応用性がある。

 

中節、後節に有用。

 

all-inside法

関節内で縫合用の器械を用いて縫合用の針と糸を通して関節内に結び目をつくって、半月板損傷部を縫合する方法や、

 

縫合用のインプラントを損傷部に設置して固定する方法、

 

インプラントを関節包外に設置して縫合を容易にする方法など様々。

 

outside-in法

関節外から針、縫合糸を関節内へ通して縫合する。

 

前節の縫合でよく用いられている。

 

鏡視下ラスピング

半月板縫合などの他に、組織温存のためにラスピングというものもあります。

 

半月板損傷に対する鏡視下ラスピングは断裂した半月板表面や周囲の滑膜を新鮮化することにより

 

半月板断裂部に周辺滑膜血行を導入し、治癒を促進させようとする方法である。

 

参考書籍;下肢の鏡視下手術-基本手技の実際と応用手技のコツ-

 

明確な適応ははっきりしていないようですが、

 

半月板損傷部分が安定している(血行や損傷具合)場合は適応となることが多いようです。

 

ラスピングは、サイトカインや成長因子の遺伝子発現が誘導されることが実験的に示されており、

 

組織に微小出血を起こさせることにより生物学的修復を促進する可能性のある方法として行なわれているそうです。

 

他にもラスピング以外に、半月板修復に関係があるものとして、

 

フィブリンクロット(血餅)、マイクロフラクチャーなどなどがあります。

 

 

 

今回はざっくり半月板手術について書きました!

 

それでは(*゚▽゚*)

 

参考書籍・文献

  • 筋骨格系のキネシオロジー
  • 下肢の鏡視下手術-基本手技の実際と応用手技のコツ-
The following two tabs change content below.
佐川 修平

佐川 修平

現役理学療法士! キヅキを与えられるセラピストになることを目標に日々奮闘中!

友だち追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です