理学療法士新人、学生向け!これだけは知っておいたほうがいい!人工膝関節置換術の知識!

こんにちは!

 

整形外科に携わる人なら、

 

必ずお目に掛かる変形性膝関節症!

 

末期になってしまうと、人工関節置換術を行なったりします。

 

今回は、人工膝関節置換術(以下、TKA)で理学療法士が知っといた方が良い知識を紹介します!

 

今更ですが笑

 

手術適応について

適応疾患

変形性膝関節症、大腿骨内顆骨壊死、関節リウマチで行われることが多いです。

 

手術適応レベルの膝関節ではほとんど半月板損傷を合併している場合が多いようです。

 

病気分類

kellgren-lawrence分類が有名です。

 

グレード2以上が変形性膝関節症として診断されます。

 

グレード3以上は手術適応となってくる場合が多いです。

 

グレード0;正常(骨棘なし、関節裂隙の狭小化なし)

グレード1;微小な骨棘形成が疑われる、関節裂隙の狭小化なし

グレード2;軽度な変形性関節症、微小な骨棘形成あり、関節裂隙狭小化あり(残存関節裂隙1/2以上)

グレード3;中等度な変形性関節症、骨棘形成あり、関節裂隙の狭小化あり(残存関節裂隙1/2以下)

グレード4;高度な変形性関節症、骨棘形成あり、顕著な関節裂隙の狭小化あり

kellgren-lawrence分類

 

 

TKAについて

パーツ名称

膝を横から見た断面図です。

PS型、CR型

TKAには大まかに二つの型が存在します。

 

PS型とCR型です!

 

皆さんご存知の通り、TKA界の2トップです。

 

説明していきます。

PS型

posterior stabilized(後方安定)の略です。

 

前、後十字靭帯を切離しますが、

 

後十字靭帯がなくなってしまうため、post&cam機構で役割を補償します。

 

サーフェイス上にpost(突起)があり、大腿骨コンポーネントの中央に溝(cam)がある構造です。

 

CR型

cruciate retaining(十字靭帯保持)の略です。

 

こちらは後十字靭帯を温存します。

 

変形が強くなってくると後十字靭帯の損傷も起こってきてしまうため、

 

重度な変形の場合は適応が困難になってしまいます。

 

そのため、割合的にはPS型が多いのが現状です。

 

最近のTKA

cruciate substituting型(以下、CS型)←他にも種類の違うCS型もあるので注意

 

というものが出てきています。

 

前十字靭帯のみ切除でも、前と後十字靭帯どちらも切除しても使用可能のタイプです。

 

可動域は良好な成績が多いですが、PCLを切除した場合に後方不安定性の可能性があるようです。

 

また、CR型、PS型と比較して歴史が浅いため、長期成績の結果が不十分なため、今後の研究が待たれるところです。

 

そのため、しばらくはPS型、CR型の2トップは使用されるだろうと思われます。

 

皮切

手術の際は皮膚を切らないと関節まで到達できません。

 

皮切は、皮膚の切開方法のことです。

 

手術の際の主な皮切方法は3つあります。

 

通常、anterior midline incisionmedial gentle parapatellar incisionが多く用いられます。

 

また、膝前面に過去の手術瘢痕がある場合は皮膚の血行障害を生じやすく、

 

できるだけ前回の手術瘢痕を利用することが必要になります。

 

展開方法

関節への進入と展開方法には内側アプローチか外側アプローチに分かれます。

 

基本は内側アプローチの、

 

medial parapatellar approach法か、もしくはmidvastus法になります。

 

Drによってこの辺は変わってくると思いますが、

 

書籍を見る限りだと、一番midvastus法が負担が少ないように感じます。

 

midvastus法は、medial parapatellar approachと比較して

 

膝蓋骨の血行障害が少なく、膝伸展機構への侵襲も少ないようです。

 

その他の重要なポイント

術後理学療法を介入するのに、知っておくべきポイントです!

  • 術前、術中の膝関節角度(どのぐらい曲がったかどうか)
  • 皮切、展開方法
  • 型の種類
  • 軟部組織処置
  • PFjtの置換有無
  • セメントの有無

 

とこんなとこでしょうか。

 

現在はナビゲーションシステムが導入されているとこが多く、

 

コンピューターで骨切りの角度や軟部組織のバランスも測定できるようになっています。

 

PFjtの置換は変形が強かったり、膝蓋骨アライメントが悪く、今後のストレス暴露が心配なら置換を選択します。

 

さいごに

手術は数年でかなり様変わりしていきます。

 

自分が新人だった頃と比べてTKAだけでもだいぶ変わりました。

 

常にコミュニケーションを取りながら、情報収集して連携していく必要がありますね。

 

それでは✌︎(‘ω’)✌︎

 

参考書籍、文献

  • 人工膝関節置換術〜適切なアライメントとバランスの獲得を目指して〜
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佐川 修平

佐川 修平

現役理学療法士! キヅキを与えられるセラピストになることを目標に日々奮闘中!

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