こんにちは!
今日は、皆さんはご存知の「筋肉」について今日は書いていきます!
筋肉はカラダを構成する大事な組織ですが、皆んなが知っている骨にくっつく筋だけではなく、内臓や心臓にまでも筋肉は存在します。
その中でも今回は、骨にくっつく筋肉、「骨格筋」について書いていきます!
この骨格筋の筋繊維は主に遅筋(ちきん)と速筋(そっきん)に分かれます。
この遅筋と速筋の繊維は筋肉の場所や、何のスポーツをやっているかによって含まれる比率が変わります。
例えば、ふくらはぎに存在する腓腹筋(ひふくきん)は、瞬発性が求められるため速筋繊維の割合が多いといわれます。
対して、姿勢を保持するのに常に働いている、筋肉などは遅筋繊維が多いといわれています。
そして、この筋繊維の違いによってトレーニングの方法も変わってきます!
それでは、詳しく説明してきます!
遅筋と速筋

この遅筋と速筋はそれぞれ特徴があります。
遅筋の特徴としては、
- 見た目が赤い
- 酸素をエネルギーにしている
- 疲労抵抗性が高い
- 収縮時間が長い
速筋の特徴は、
- 見た目が白い
- 酸素をエネルギーとしない
- 疲労抵抗性が低い
- 収縮時間が短い
遅筋繊維は疲れにくく、長い時間活動が可能ということです。
そして速筋は疲れやすく、瞬発系の運動に適しているということになります。
赤筋と白筋
見た目の違いからは、よく遅筋は赤筋、速筋は白筋ともいわれます。
学生の時はよく、赤身魚と白味魚で例えて覚えてました。
例えば、マグロのような常に泳いでいる魚は遅筋、
ヒラメのように普段はじっとしていて、いざという時に素早い動きをするものは速筋、という風に覚えてたりもしました。
なぜ遅筋は筋繊維が赤く見えるのかというと、
ミオグロビンやミトコンドリアが多く含まれているためです。
ミオグロビンは酸素との結びつきが強いタンパク質のことです。
皆さんがよく知っている酸素を体中に運ぶ、ヘモグロビンと似ています。
ミオグロビンやミオグロビンは鉄を含みます。この鉄が赤い見た目になります。
ちなみにこれらは酸素を運び、ミトコンドリアというエネルギーを作る器官に渡します。
このミトコンドリアも赤みの成分を含んでいます。
遅筋は酸素を用いてエネルギーを生み出すため、ミオグロビンやミトコンドリアが多いことになります。
逆に速筋はミオグロビンを多く含まないため、白く見えます。
速筋のエネルギー生成
前述した通り、遅筋は酸素を用いてエネルギーを生み出すため、長時間の運動が可能になってきます。
では、速筋は何を用いてエネルギーを生み出すのでしょうか?
実は糖質(グルコース)を用います。
そのため解糖系とも呼ばれます。
ですが、遅筋繊維も糖質と脂質を用いてエネルギーを作るのですが、
酸素を用いるか用いないかでエネルギーの生み出し方が変わります。
遅筋と速筋のトレーニング方法
速筋繊維は筋肥大が起こりやすい筋肉です。
速筋繊維は収縮時間も短いため、なるべく高負荷の運動で時間を短く設定して行うと、筋肥大を図ることができます。
対して、遅筋は低負荷で時間をかけて行うような運動が合っていますが、速筋線維ほど筋肥大を見込めません。
また、長時間の運動を続けるなどのような遅筋繊維の働きは、速筋繊維を働かせてくれるきっかけになります。
なのでサーキットトレーニングなどはとてもいいトレーニングですね。
この遅筋と速筋の割合を変えられるかというと、
理論的には変えられます!
ですが、遅筋繊維は速筋へと変わることが出来ないといわれています。
速筋繊維も遅筋線維になることは難しいですが、遅筋繊維に似せることはできます。
手段としては、先ほどのようなサーキットトレーニングなどになります。
ではどのぐらいの頻度や重さでやったらいいのか?
これはまた後日、書きます。
ずっと同じトレーニングメニューで行うと必ず成長が止まります。
なので、カラダを慣れさせないように様々なトレーニングを行うと効果的になります。
さいごに
まとめると、
- 筋繊維には遅筋繊維と速筋繊維が混在している
- 速筋繊維は筋肥大を起こしやすい
- 速筋繊維は遅筋繊維に似ることができる
全く知らずにトレーニングを行うのと、しっかり理解して行うトレーニングは質が違うと思います。
ぜひご活用ください!
それでは(*´꒳`*)

佐川 修平

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