こんにちは!
疲れた時や痛みがある時、温めると気持ちいいですよね。
中にはお風呂に入ってる時の方が痛くないって言う方もいらっしゃいます。
温める治療法を温熱療法といいます!
それでは温めるとどんな効果があるのか?
目次
温熱療法の効果
- 血管拡張
- 疼痛の軽減
- 組織柔軟性の改善
- 代謝率上昇
とあります。いいことだらけです。
詳しく見てきます。
血管拡張、血流増大
身体のどこかを温めると血管は拡張し、それに伴い血流も増大します。
この効果は一部分から全身へと広がっていくことになります。
皮膚などの表在性の血管より、やはり筋内を走行している深部血管は拡張しにくくなります。
なので筋の血流を増大させる目的になると超音波などが有効になります。
ちなみに全身への温熱は慢性心不全や心疾患の症状を軽減させたりもします。
神経筋の効果
痛みの軽減
痛みは血流低下や血管の圧迫などでおこることがあります。
なので血管拡張や血流増大で疼痛の緩和がみられることがあります。
筋力の変化
温めることで筋力は変化します。
初期の段階、温熱後30分では筋力は低下し、その後徐々に回復していきます。
2時間後程で温熱前より筋力が増加するといわれています。
なので、筋力増強目的では温熱は基本的には行いません。
代謝の変化
温熱をすることで、身体内で起きる化学反応速度を高めることができます。
これは温めるほど高まりますが、45℃までと決まっています。
これを越えると減少し、約50℃で完全に停止します。
ちなみに、温熱は代謝を高めるので治癒も促進しますが、破壊も促進します。
なので炎症性疾患の方、リウマチなどで痛みが継続している方は注意が必要です。
組織柔軟性の変化
温めると組織は柔らかくなります。
ストレッチング前に軟部組織を温めると、ストレッチング後も伸長が維持されます。
場所によって温熱療法を使い分ける
もし柔軟性改善、痛みの改善が目的ならば、
皮膚などの表在性の軟部組織場合→ホットパック、赤外線
深部の軟部組織場合→超音波
がおすすめです。
温熱療法の禁忌
以下に当てはまる方は基本やらないでください。
- 出血、出血の可能性
- 血管の疾患、血栓など
- 感覚障害
- 悪性腫瘍
注意した方がいい場合
- 炎症が起こっている
- 妊娠
- 循環不全
- 浮腫
- 心疾患
- 金属のある部位
- 傷がある部位
- 皮膚に薬を塗っている
これらに当てはまる方で不安ならば、確認してみるといいかもです。
人によっては体感温度なども違うので、病院で物理療法として受けるのであれば、
しっかり相談しながら行うのが望ましいと思います。
それでは!

佐川 修平

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