こんにちは!
今回は膝の痛みについて書きます!
膝の痛みで悩む人ってむちゃくちゃ多いです。
変形性膝関節症になり、人工関節の手術をする方もとにかく増えてます。
膝が痛む原因としては、多岐にわたります。
その一つの原因として、
「お皿の動きの悪さ」
が原因になることがあります。
もちろんお皿の動きが硬くなってしまう原因が他にあるわけですが、、、
- 膝のお皿周りが痛い
- 膝の内側や外側が痛い
- 膝が伸びきらない
などで困っている方は、お皿の動きが悪い可能性があります。
今回は、お皿と膝の痛みの関係と、自分で出来るお皿の動かし方を説明します!
お皿(膝蓋骨)とは
お皿(膝蓋骨)とは、膝関節の前についている骨のことで、お皿の周りには靭帯や腱が付着しています。
そもそも、膝関節は主に3つの骨から成り立ちます。
- 脛骨(脛の骨)
- 大腿骨
- 膝蓋骨
これらの骨が関節を作り、膝の動きを出しています。
膝蓋骨の役割として、
梃子の作用により膝関節の屈曲・伸展運動に必要な大腿四頭筋の収縮力を効率よく伝達する(参考文献1)
というものがあります。
大腿四頭筋は大腿部から膝にかけて前面についている筋肉のことです。
膝を伸ばすように力を入れると膨隆するのがわかると思います。
なので膝蓋骨が骨折などを起こしてしまうと、
この大腿四頭筋の筋出力低下は間違いなく起こります。
膝蓋骨の動き
この膝蓋骨は膝の運動に伴って上下に動きます(本当は3Dに動きます)
上下運動は、膝の曲げ伸ばしの時に顕著になるので、観察するとよく分かるかと思います。
ちなみに、
膝を伸ばすと、膝蓋骨は上に移動します
膝を曲げると、膝蓋骨は下に移動します
何回も言いますが、本当はもっと複雑な動きをしています。
まずは、上下の動きがしっかり取れているとバッチリです。
次いで、左右の動きも出来ると尚よしです!
膝蓋骨の動きと痛みの関係
膝蓋骨の動きが悪いと、膝の痛みとどう関係してくるのでしょうか?
膝蓋骨は膝の曲げ伸ばしや筋肉の収縮によって動きます。
ですが、この膝蓋骨が硬くなると、膝の関節や筋肉の収縮は動かしにくくなってしまいます!
膝蓋骨が硬い状態で普段の日常生活を続けていると、もちろん膝にはかなりの負担が掛かってきます!
この負担が持続すると、膝は痛みを出して、危険信号を出します!
膝蓋骨の動かし方
自分で行うことが出来る膝蓋骨の動かし方です!
- 床に足を伸ばして座ります(足を伸ばして座るのがつらい場合は片膝を立ててもいいです)
- 膝の前面の力を抜きます(膝を頑張って伸ばそうと、力を入れると膝蓋骨は動かなくなるので注意してください)
- 膝蓋骨の上下を挟むようにしっかり捉えて、上下に動かします
- 左右にも動かします
- 左右の膝蓋骨の動きに左右差がないか確認します
動画でわかりやすく解説もしています!↓
httpss://www.youtube.com/watch?v=q3iE2nb2Qk0
さいごに
膝蓋骨が硬くなっていると、様々な膝疾患のトラブルに関係してきます。
- 膝蓋骨は大腿四頭筋の筋力と関係している
- 膝の曲げ伸ばしで膝蓋骨が動く
ので、
膝蓋骨の動きが悪ければ、筋力低下が起きるかもしれないですし、
膝蓋骨の動きが悪ければ、膝が硬くなるかもしれないです。
膝蓋骨を動かすだけで、ストレッチにもなってきますので、是非自分で左右を比べてチェックしてみてください。
さいごに一つだけ分かっていただきたいのは、膝蓋骨の動きが悪くなる原因は他にある可能性が高いということです。
例えば、姿勢や筋力の左右差などから起こる筋柔軟性低下などなど、、、
だから膝蓋骨が動けば大丈夫なんていうのはありえません!
膝が痛い場合は、まず専門機関にみてもらうのが一番だと思います!
そして実際に運動指導など理学療法士にチェックしてもらうといいかと!
それではー(*´꒳`*)
参考文献
(1)膝蓋骨トラッキングの生体内測定と有限要素法による膝蓋大腿関節の接触解析、2013、小林公一

佐川 修平

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