こんにちは!
最近記事が滞ってました(T . T)
今年はバリバリ書いていきたいと思いつつ、あまり肩に力を入れすぎず書いていきますw
さてさて、今回はVR技術についての記事になります。
「全然医療系の話題じゃない!」と思いかもしれませんが、最近では医療の現場でも関係あります。
例えば教育現場などで、実際の手術や解剖などで使用したりしています。
実は僕も、子ども向けのイベントでVRを使ったバランスゲームなどをやってみようと思っていたのですが、他のイベント団体からある情報を聞いてびっくりしました。
「子どものVR利用は斜視になる可能性がある」
驚きです!
今日はそんなVRの記事について解説していきます。
VRとは?

VRは、
バーチャル・リアリティ(virtual reality)の略語です。
日本語では「人工現実感」あるいは「仮想現実」と訳されます。
VRとは、実物ではないが機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系を指します。
一時期かなり話題になりましたが、最近は落ち着いてきている印象、、、
何より当初は機器が高かったのが原因だったと思いますが、最近はかなり安価で質が良いものが増えてきました。
VRの健康被害
まず有名なのは、3D映像を見た後の不可逆性の急性内斜視です。(文献1)
ただ大勢がなったわけではなく、治らなかった子が一人いたという報告になります。
成人による複視も見られたそうですが、可逆性のものだったようです。
つまり戻りました。
そのため13歳未満の子どもがVRを使用するのを非推奨するという事が起こっています。
では、なぜ13歳なのでしょう?
なぜこのような事が起こるのでしょう?
これには立体視細胞への悪影響と瞳孔間距離の増加というものが関与しています。
立体視細胞というものは、物を立体に見るために大事な細胞のことです。これは脳にあり、視覚からその細胞を通じて処理をすることにより立体的に捉える機能を持ちます。この細胞は6歳までに形成されるといわれます。
本来の実物ではなく、VRで仮想の立体を見ることにより、情報処理の調節が上手くできなくなってしまう事が考えられ、立体視細胞の正常な形成に悪影響を及ぼすといわれています。
そして瞳孔間距離についてです。
この瞳孔間距離は、左右の瞳孔の距離を指しています。
瞳孔とは黒目の部分でさらに中心の黒色の部分になります。
明るいとこで小さくなりと暗いとこ大きくなるあの部分ですね。
ちなみにそれ以外の黒目の部分は人によって色の違いが強くなります。目の色が青色など、茶色などはその部分の色が違うということになります。ちなみにその部分は虹彩(こうさい)と呼ばれます。
この瞳孔間距離、10歳前後まで瞳孔間距離は増加していくと言われており、その間にうまく成長に合わせてHMD(ヘッドマウントディスプレイ)やVRゴーグルの調整ができないまま使用すると、そのずれが空間を認知する能力に悪影響を及ぼすとのことです。
非常に怖いです。
VR年齢規制の実際
HMDやVRゴーグルを扱う会社は多くありますが、大体が12歳や13歳までのVR禁止制限がある事が多いです。
ですがハコスコさんという会社は小さいお子さんでもVRが楽しめるようにゴーグルの販売をしています。
イベントなどでは子どもたちにこういった物を用いる場合が多いです。
VRゴーグルは2眼のレンズを用いているのですが、お子さんには1眼になっています。
子どもたちにVR技術を用いる際にはこういったゴーグルの選択が必要になってくるので、気をつける必要がありますね。
VRはかなりエンタメ要素が強い、面白い技術です。
こういった正しい知識を大人が知る事によって子どもを守ってあげる事が大事だと思います。
それでは!
参考文献
- 不二門尚 (2012). “小児の両眼視と3D”. 日本視能訓練士協会誌 41: 19-25.

佐川 修平

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