人は何故眠るのか?
様々な理由があるそうです。
その中でも、疲労回復や記憶の定着のために睡眠を行うというのが有力みたいですね。
人間は必ず睡眠が必要です。
病院や施設で働いていると、睡眠不足を訴える様々な方に出会います。
一般の方でも日々の疲れや寝不足を感じている人もいるはず!
では、睡眠不足に陥るとカラダにどんなことが起こるのか?
睡眠とカラダの関係とは?
目次
睡眠について
平均して、人生の36%を寝て過ごすそうです!
90歳の人だと32年間は寝ている事になります!めちゃすごです。
睡眠はサイクルを繰り返します。少し詳しく説明します!
睡眠サイクル
ヒトの睡眠サイクルは決まっていて、まずは浅いノンレム睡眠から深いノンレム睡眠へと移行していきます。その後、身体は深く眠っていても脳が活発に働いている状態のレム睡眠になります。
このノンレム睡眠からレム睡眠までのサイクルを繰り返します。このサイクルは90分と言われています。
なので、90分サイクルを4〜6回繰り返すことが望まれていますが、そもそもこのサイクルが全員90分で一緒かどうかは疑問です。笑
まずはノンレム睡眠とレム睡眠の特徴から!
ノンレム睡眠
脳波で言うとデルタ波(1〜3ヘルツ)。
夢も見ず深く眠っている状態で、体内の再生や修復はこの時に行われるそうです。ちなみに眠り始めに近いノンレム睡眠がもっとも深い眠りになります。
なので、このノンレム睡眠がしっかり取れるかどうかが大事になってきます。
レム睡眠
脳波で言うとシータ波(4〜8ヘルツ)。
ノンレム睡眠より浅い睡眠で、夢を見るのはレム睡眠だと言われています。また、この時に記憶の定着と関係があります。
起きるタイミングとしてはここがベストです!
睡眠がカラダに及ぼす影響
・記憶の定着
・身体の修復(骨や筋肉)
・パフォーマンスの向上(スポーツや仕事との関係)
・ホルモンバランスの安定化
・脳内老廃物の除去
・免疫系の強化(リンパ系等)
・新陳代射の促進(肥満との関係)
・精神面の安定(精神疾患との関係) などなど
と、ざっくりこれだけ挙げられます。各種、相互作用もありますが。。。
睡眠の効果凄まじいです笑
スポーツ選手は睡眠はかなり大事になってくるので、睡眠をしっかり取るのは当たり前。それほど、睡眠やパフォーマンスや身体の修復に関与してくるということ。
睡眠不足がカラダに及ぼす影響
・脳へのグルコース輸送の減少
・脳の老廃物の除去能力の低下
・腸内代謝の異常
・ホルモンバランスの異常
・自律神経の異常
・テロメアの短縮
と、こちらも相互作用がありますが。。。簡単に説明すると、
脳はグルコースをエネルギーとしているので、それらが減少すれば当然、脳の機能は損なわれます。特に頭頂葉と前頭前皮質領域での減少が多いといわれているため、ミスやパフォーマンスの低下が起こります。
睡眠時の脳では老廃物の除去作業が活発に行われます。
アメリカ睡眠医学会の調査では、睡眠不足は大量の酒やマリファナを摂取した状態と同等の影響を学業の成績に及ぼすという見解を出しています。グルコースの話でもそうですが、老廃物の除去能力低下が引き起こすものと考えられています。
また、腸は「第2の脳」と呼ばれており、神経伝達物質の生成が盛んに行われています。この生成に腸内細菌が関与しており、睡眠不足によって腸内細菌が関与する代謝に異常をきたします。それにより、食事の選択や過食を引き起こすといわれています。
また食欲を促すホルモンの過剰な分泌を起こすともいわれています。
つまり肥満と関係してます!ダイエットするなら睡眠もしっかり取らないとダメです!
自律神経系には、睡眠不足は交感神経を優位に働かせるため、高血圧などの状態を引き起こしやすくします。キレやすい人は睡眠をしっかり取らないとダメです!
あとはテロメアですね。これは老化と関係してくるので、女性なんか特に美しくありたいのであればしっかり睡眠をとるのをお勧めします。
まとめ
睡眠不足はカラダにとって悪影響を及ぼすのがわかります。特に術後の疼痛による睡眠不足は、余計交感神経優位になるため、リラクセーションがしにくいなんてのも関係するかもしれません。
あとは、食事がちゃんと食べれていないっていうのも睡眠と関係してきます。なので食欲低下→睡眠不足→交感神経優位→ストレスみたいな悪循環になったりします。
症状と睡眠不足の影響がマッチしてるっていうのは、意外とあるかも。

佐川 修平

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